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僕は生きています2

カッファ地方の首都ボンガからバスで3時間、馬で1時間の標高1800mの山奥にいます。今日は安否情報の更新を兼ねて山から降りてきました。

400ヘクタールの農園がある村には、電気ガス水道、全てありません。
僕はただ、静かに珈琲と向き合っています。
朝から村人と同じように珈琲チェリーを収穫しています。
まだチェリーの色づきが弱いため、3時間かけて3キログラムの豆を摘みます。
得られる収入は30円です。時給10円。あくまでこれは日本円換算です。農民は他にもコーンやキャベツを育てて、市場で売ります。

珈琲は子供が川から汲んできてくれる水を使って、毎朝淹れて、皆んなで共有します。
珈琲は言語も人種も違う私達を大きく受け止めます。
今後目指すべき味の軸は「父母性」だと確信しました。

村の中で珈琲は皆んなを繋げる貴重な飲み物です。
そこにあるべき味とは何かの、ある答えを得られたことは非常に大きいです。

来週月曜日でこの農園からは去ろうと思います。
僕が働くことで、農民の収入は減ります。自然は有限です。
コミュニティに気遣いながら残りの期間を大切に過ごしたいと思います。