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【最終回】村を去る日

明日でエチオピアを離れます。このエチオピアブログも今回で最終回となります。

農園での最終日の夜は、大雨の中、農園スタッフのみんなが送別会を開いてくれました。

歩いて1時間もかかる中、大雨にも関わらず来てくれたみんな、ありがとう。

蝋燭と、懐中電灯、蒔きの灯りに照らされて皆んなと共有した夜はきっと忘れることはないでしょう。

初めてこの農園に来た、数週間前、全員が初めて出会う人々でした。
初めての言語に、初めての珈琲農園での生活。
この地に訪れた初めてのアジア人に対して、皆笑顔で挨拶してくれ、サポートしてくれました。

まさか、電気すら通っていない、川の水しかない奥地だとは思っていませんでした(笑)

渡航前は飛び込むしかなかった現実に不安と恐怖ばかりでした。
前回とは違い、守るべきものが今はあまりにも多く、正直行くことを躊躇う日々でした。

ただ、珈琲の深淵を探り、さらなる味の高みに登るには、リスクを伴うこの選択肢以外に、ありませんでした。

今回は奇跡的に良い人々に恵まれましたが自分の身を守れるスキルと、最低限の英会話のスキル、飢えに堪えうる耐性や危機回避能力、ミッションに対する揺るぎない熱量が問われます。

この日に向けて念入りに準備をしてきた私でも最終日に疲労と悪条件が重なって、ローカルバスの外で意識を失って倒れました…(すぐに助けてもらい回復しました)
その後、マラリア薬の副作用や体調不良で下山後はほぼ宿で寝たきりでした。

今後少しずつ記憶を紐解き、然るべきときは表に出しつつも、やはり珈琲屋ですので体得した事は一杯の珈琲、焙煎豆の味で表していきたいと思います。

農園で働き生活するみんな
ゲチャの村人のみんな
後押ししてくれたお客様
店を支えてくれる最高のスタッフ達に感謝を。

そして、このような行為を許容してくれ、店を運営してくれた妻への感謝は計り知れません。

喫茶が休みとなり、大変ご不便をおかけしました。

このような経験をさせていただき
皆様本当にありがとうございました。

ありがとうございました。

石川智史